タイトル

建設業と士業、各々の課題を同時に解決するため、協同組合が建設業許可の定額サービスを開始

概要

キャリアグローブ協同組合は、企業(建設業)と士業(行政書士)が協同し、相互扶助の精神で共に成長していくことを目的として設立されました。
個人事業が大半の行政書士をどう選べばよいかが悩ましい建設業事業者と、建設業に営業をかけたいけれどどうしてよいかわからない行政書士。
この両者をお互いにメリットがある形でマッチングし、健全な成長を促すための様々な仕組み作りを行っていきます。
施策の柱は業界初ともいえる建設業許可のサブスクリプションサービスです。定額制にしてトータル金額も抑えることで、建設業事業者様にとって一時費用の負担がなくなり、使いやすいサービスとなっています。

本文

(1)建設業と士業の課題を「協同組合」ならではの手法で解決

建設業事業者にとって「建設業許可」の取得と維持は事業の生命線です。
そして「建設業許可」を維持するための事務手続きは煩雑で非常に手間がかかるため、士業(行政書士)にご依頼するケースが多くあります。

しかし行政書士は、その大半が個人事業主で経営が不安定であり、スキルや報酬額もバラバラで、満足のいくサービスが得られにくいというのが実態です。

一方、行政書士にとっては「建設業許可」の申請代行は最もポピュラーな業務であり、主要業務に据えるケースが多くあります。
しかし、特に開業して間もない時期には、慣れない営業活動に奔走した結果、本業のスキルアップがおろそかになり、本当にお客様が満足するサービスが提供できないというジレンマに陥ることが少なくありません。

当組合は、建設業事業者と行政書士の双方が「協同組合」という非営利団体に加入していただくことによって、上記のような課題を根本的に解決するための仕組みを提供します。

まずは上記のような課題意識を持つ建設業事業者を一括して組合員として募集し、申請業務についての一定の発注ボリュームを形成します。一般的な協同組合が行う共同購買のイメージと同様です。

並行してこれから建設業中心に業務を行おうとする行政書士も組合員として募集し、個人がバラバラに営業活動を行う代わりに、建設業に関連する高度で均質な複合サービスを提供するためのスキルを実践の中で身に着けて頂きます。個々に足りないスキルについては、組合として十分にサポートする体制を整えています。

そして、組合員同士の建設業事業者と行政書士を組合がマッチングし、申請業務を遂行します。万一トラブル等が発生した場合には、組合として解決を行いますので、お互いに安心できる仕組みとなっています。

(2)建設業事業者にとってのメリット

①安心
行政書士といっても千差万別、報酬もバラバラでスキルの見極めも難しく、正しい選択ができるかどうか心配な事業者様が多いのではないでしょうか。

当組合に加入すれば、もう行政書士選びに悩む必要はありません。高度で均質な複合サービスを常に受けることができます。

②安全
毎年決算変更届を委託している行政書士も、個人事業である限り、病気・事故・休業・廃業などのリスクを常に抱えています。

当組合に加入していれば、担当の行政書士に何かがあっても、すぐに別の行政書士を選任し、同じ費用で均質のサービスを受けることができます。

③リーズナブル(便利)
建設業許可の更新、決算変更届、経営事項審査、入札資格申請など、その都度まとまった費用を処理するのは、負担も大きく面倒で、ついつい忘れがちなものです。

当組合に加入していれば、必要な申請業務の組み合わせによって決められた毎月の組合費の支払いだけでOK!その都度予算取りする必要もなくラクラクです。手続きの時期にこちらからご連絡いたします。

(3)行政書士の皆様にとってのメリット

①安心
行政書士の開業当初は誰だってスキルに自信がないもの。先輩に遠慮がちに聞いたとしても、抜けや漏れがあって顧客にご迷惑をかけることが多いのではないでしょうか。

当組合に加入すれば、必要な情報やスキルについてのアドバイスをいつでも遠慮なく受けることができ、安心して業務を行うことができます。

②安全
個人事業である限り、病気・事故・休業・廃業などのリスクを常に抱えています。自分に万一のことがあった場合の心配は常につきまとうものです。

当組合に加入していれば、万一自分に何かがあっても、すぐに別の行政書士が選任されるので、顧客にご迷惑をおかけする心配はありません。

③リーズナブル(便利)
行政書士は営業活動がモノを言う資格。そうとわかってはいても、営業なんてしたことがない人にとってはその負担は大きいのではないでしょうか。

当組合に加入していれば、営業活動を行うことなく申請業務を受託することができます。必要な業務ノウハウを身につけて、いつでも巣立って行くことができます。

(4)今後の計画

キャリアグローブ協同組合は上記の取り組みにより、建設業事業者と行政書士双方に、①安心②安全③リーズナブルという価値を提供します。

そして、今後はさらに④成長という価値の提供にも挑戦します。成長の原動力はなんといっても人です。ところが、いま日本の若者は建設業にはなかなか就業してくれません。

そこで、当組合では今後、外国人技能実習生の監理団体の許可を取得予定です。アジアの若者の活力を建設業に注入し、更に活力ある業界にしたい。優秀でやる気のある若者をぜひ日本で育てたい。

アジアの若者には、まずは技能実習や特定技能といった制度を最大限活用し、基本的な技術を働きながら学んでいただきます。現在の制度では技能実習と特定技能で8年間は働くことができます。

8年という期間の中で、我々のサポートの下でしっかりと勉強して、施工管理士などの資格を取得していただきます。一定の資格を取得できれば、一人親方として日本で独立でき、地域の建設業事業者の永続的なパートナーになることが可能となるのです。

建設業の未来は確かに明るい。
そう言える土壌をここ大阪で作っていくことが、当組合の設立の理念であり、使命でもあると考えています。

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